愛車をガラスコーティングするメリットと効果を長持ちさせる5つのポイント
以前までは、洗車をしたあとに丁寧にワックスがけをして愛車やバイクに艶や光沢をもたらせるといった方法が主流でしたが、最近はコーティングの技術が急速に進化したこともあり、ワックスがけの時代から「ガラスコーティング」が主流の時代へと変化しています。
そこで今回は、「ガラスコーティングをするメリット」や「ガラスコーティングの効果を長持ちさせるポイント」について紹介します。
車やバイクにガラスコーティングを施すメリットとは?
車やバイクの塗装面にガラス被膜を形成して、汚れやキズからボディを守るための施工を「ガラスコーティング」と言います。
ここでは、車やバイクにガラスコーティングを施すメリットについてまとめています。
- メリット①コーティング効果が長持ちする
- ガラスコーティングは車やバイクのボディ表面に直接ガラス被膜をつけることから、ワックスがけをしていなくても深い艶や光沢を長く持続させることができます。また、主な成分が油のワックスに比べて、酸化しないといった特性を持つガラスコーティングは防汚性や耐久性に優れているため、一度施工したコーティングが簡単に落ちてしまうことは殆どありません。
- メリット②車やバイクの劣化を防げる
- いつまでも愛車を綺麗に保って、長く乗り続けたいという方にガラスコーティングはとくにおすすめです。ワックスを使わなくても艶が持続しやすく、耐久性に優れたガラス被膜を形成することで細かいキズや強い紫外線からボディを守り、車やバイクの劣化を極力遅らせることができます。
- メリット③お手入れがしやすくなる
- ガラスコーティングをした車やバイクは撥水性に優れているため、雨水などによる汚れがつきにくいといったメリットの他、万が一汚れがついてしまった場合でも軽い水洗いだけで簡単に汚れが落ちやすいといったメリットがあります。カーコーティングをする以前は、頻繁に洗車やワックスがけをして手間をかけていた方も、汚れが落ちやすいガラスコーティングを選ぶことで普段のお手入れが非常に楽になります。
- メリット④深い艶をもらすことができる
- ガラスコーティングをしたことで「深い艶」をもたらすことができます。ワックスには油脂が多いため濡れたような艶をもたらせることができますが、耐久性が低いことから艶が長持ちしないといったデメリットがありました。一方、ガラスコーティングで施工した場合、より「深い艶をもたらすことができる」といったメリットがあります。さらに、ワックスに比べて耐久性の面で高い効果を発揮するため、ガラスコーティングならではの深い艶を長期間持続させることができます。
ガラスコーティングの効果を長持ちさせる5つのポイント
ガラスコーティングを施すメリットからも分かるように、ガラスコーティングをした後は車やバイクのボディ表面にガラス皮膜が形成されるので、汚れがつきにくい、あるいは汚れがついてしまった場合も汚れを落としやすくお手入れが簡単になります。そのため、このような汚れにくさとお手入れのしやすさから、ガラスコーティングをした後は洗車などのメンテナンスが必要ないと思ってしまう人が多いようです。
しかしながら、ガラスコーティングをすることでお手入れがしやすく、洗車の回数を減らすことはできても、メンテナンスが全く必要ないというわけではありません。ガラスコーティングの効果をより長く持続させるには、やはり正しいやり方で定期的にお手入れをすることが大切です。
そこで次に、ガラスコーティングをした後に効果を長持ちさせるためのポイントを5つ紹介します。
・ガラスコーティング後は手洗いが基本
ガラスコーティングをした後のお手入れは、「手洗い」が基本です。洗車機に入れることもできますが、洗車機のブラシが原因で塗面にキズが入る恐れがあります。濃色車の場合はとくにキズがつくと目立つので、ガラスコーティングの効果をより持続させるには洗車よりも手洗いによるお手入れが理想です。
ボディにほこりが付いている程度であれば、水で洗い流すだけでも十分効果があります。とはいえ、ただ水で流すのではなくマイクロファイバークロスで洗ってあげましょう。
・専用のカーシャンプーを使用する
ガラスコーティングの専門コーティングショップに施工を依頼すると、ガラスコーティングをした後に使う「専用のカーシャンプー」が付いてきます。市販のカーシャンプーを使ってもガラスコーティングの効果がなくなることはありませんが、市販のカーシャンプーによっては増粘剤や発泡剤が多く含まれているため、場合によってはこういった成分がシミを作る原因になります。
そのため、手洗いで使用するシャンプーはコーティングショップで推奨している専用のカーシャンプーを使ったほうがより安心です。
・カーシャンプーを水でしっかり洗い流す
コーティングショップ推奨の専用カーシャンプーを使って汚れを落とす際は、カーシャンプーが車体に残った状態で乾いてしまわないよう注意が必要です。専用のカーシャンプーを使って洗車をする時は、必ず十分な水を使い行うこと、さらにカーシャンプーが残らないように「水でしっかり洗い流す」ということが大切です。
尚、雨上がりなどで泥汚れが車体に付いているときは、なるべく早めに洗浄しましょう。泥汚れには多少の油分が含まれていることがあるので、こういった場合は水洗いだけでは落ちません。そのため、必要に応じて専用のカーシャンプーを使い、汚れ具合がひどい時はカーシャンプーを少し濃いめで使って洗います。
・洗車機を使う場合は最新型を選ぶ
ガラスコーティング施工後の車のメンテナンスは手洗いが基本ですが、手洗いをする暇がないといった場合にどうしても洗車機を使わざるを得ない時は、比較的キズがつきにくい「最新型の洗車機」を選びましょう。また、洗車機と一口に言っても色々と種類があるので、洗車機を使用するという場合は布洗車機であれば比較的キズがつきにくく、キズが付いた場合も軽度で済むと言われています。
ただし、洗車機を使って洗浄をする場合でも、手洗いが全く必要でないわけではありません。洗浄機だけでは細かな箇所の汚れは洗い落とせないので、隅々まで綺麗に汚れを落とすためには2~3回に1回はやはり手洗いが必要になります。
・塗装面に水がのっている時間を短くする
手洗いが基本のガラスコーティングメンテナンスですが、水洗いをする場合に注意したいのが「塗装面に水がのっている時間を短くする」ということです。水道水に含まれるカルキなどの成分は塗装面に付着してシミを作る原因になります。そのため、塗装面に水がのっている時間を極力短くすることを意識しながら、このようなカルキ成分などを残さないように拭き上げをすることが大切です。
尚、井戸水や地下水などは、カルシウムや含有成分が多く含まれています。カルシウムが塗装面にこびりつくと簡単に落とすことができないので、おすすめしません。
「ガラスコーティング」を行うことで耐久性が向上し、汚れにくくお手入れしやすい、といった様々な効果が期待できます。このようなガラスコーティングの効果を長く持続させるには、施工後のメンテナンスが欠かせません。
ガラスコーティングを愛車に施すなら、ガラスコーティングを専門にするコーティングショップでの施工がおすすめです。施工後に使用する専用のカーシャンプーの使い方から、洗車方法まで色々と教えてもらえるので、ガラスコーティングを施工した後の塗装面を極力長持ちさせるためのコツなども一度相談されてみることをお勧めします。